高齢者肺炎球菌予防接種Pneumococcal Disease
肺炎球菌感染症は、肺炎球菌という細菌によって発生する病気の総称です。感染部位により、肺炎、髄膜炎、副鼻腔炎、中耳炎などを発症し、場合により血管を通して全身に広がることもあります。肺炎球菌は気道の分泌物に含まれることが多く、主な感染経路は唾液などを通じて飛沫感染によるものです。
多くは5歳未満が発症し、特に乳幼児は注意が必要です。また、高齢者の約3~5%では鼻や喉の奥に菌が常在しているともいわれています。 肺炎球菌ワクチン接種の効果は、5年~10年程度は持続されるといわれ、インフルエンザワクチンと異なり毎年接種する必要はありませんが、特に対象となる年齢層では定期的に予防接種を受けることが推奨されています。
対象者
高齢者肺炎球菌予防接種については、65歳の方を対象に平成26年10月より定期接種化されました。 神戸市に住民登録がある対象年齢の方には、神戸市より令和4年6月末頃に案内ハガキ(接種券)が届きます。 ご案内が届くまでに接種を希望される方は、交付申請により接種券を受け取ることができます。詳しくは、神戸市ホームページをご覧ください。
接種の際に持参するもの
・神戸市よりお送りする案内ハガキ(6月末頃送付)
・住所・氏名・年齢を確認できるもの(健康保険証、運転免許証等)
※一般対象者用案内ハガキが届いた方のうち、接種日時点で無料対象となる方は、「無料対象となることを証明する書類」(証明書類がない場合は「令和4年度高齢者肺炎球菌予防接種無料対象確認証」(事前申請必要))もお持ちください。
※満60歳から64歳(接種日現在)の方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有する方(身体障害者手帳1級を有する方および1級相当の障害を有する方)は、下記「8.案内ハガキ(接種券)の交付・再交付について」をご確認のうえ、案内ハガキの交付を受けてから、身体障害者手帳と併せて医療機関にお持ちください。