胆道感染症takase clinic
胆道は、肝臓でつくられる胆汁の通る「胆管」と胆汁を溜めておく「胆のう」、十二指腸乳頭部に至るまでの総称です。胆道感染症は、「胆のう炎」と「胆管炎」に分類され、いずれも何らかの理由で胆石(胆汁に含まれる物質が固まったもの)の詰まりや関連する病気に伴う狭窄(狭くなる)により、胆汁の流れが悪くなり、やがて細菌感染による炎症を引き起こします。同時に起こることも珍しくはなく、腹痛や発熱などの症状や、合併症を引き起こし重篤な状態になってから見つかることもあります。特に胆石症と診断されている方や上腹部に違和感を感じられる方は、すみやかに受診・検査をおこなうことが大切です。